今さら聞けない、男性用シャンプーと女性用シャンプーの違いとは

シャンプーの性格は男女別ではなく、洗浄成分の種類で決まる

 

シャンプーコーナーに行くと、女性用・男性用・カラー用・サロン系などなどたくさんのジャンル分けされたシャンプーが置いてありますが、実はどの商品も大まかに①石けん系②アルコール系③アミノ酸系の3つに分けることができます。

 

シャンプーの泡立ちの良さ・洗浄力の強さはこの3つの内、どの成分を使うかということでほとんどが決まります。そしてこのベースの成分は男女用に関わらず使える原料が限られていますので、あまり男女用で中身に違いがないのが実際のところです。

 

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シャンプーの洗浄成分別の仕上がりの違い

石けんシャンプー

一番古くからあるスタンダードなタイプの洗浄成分ですが、洗浄力が強いことと、石鹸自体がアルカリ性の性質をもっているので健康で丈夫な髪と頭皮向きです。洗い上がりはかなりキシキシしますので、クエン酸リンスを忘れないようにしましょう。

アルコールシャンプー

石けんシャンプーのPHの問題を解決した洗浄成分です。原料価格も安いので、ドラッグストアなどで数百円で売られているシャンプーによく使われる洗浄成分です。

洗浄力は強めで、一部の原料はやや高刺激のため「旧表示指定成分」の指定を受けていたものもあります。

 

アミノ酸シャンプー

ダメージケアや乾燥肌向けの洗浄成分として開発された注目の洗浄成分です。スカルプケアシャンプーや敏感肌向けシャンプー・ベビーシャンプーなどによく使われる洗浄成分です。

毎日髪を洗う方や、カラー・パーマをしている方におすすめの洗浄成分です。

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男性が女性用のシャンプーを使うのはOKだが・・・

 

男性の髪の毛は基本的に女性よりも短く、髪のダメージ少ない傾向にありますので、男性用を使っても、女性用を使っても問題はありません。

しいて言えば、男性用のシャンプーはすっきり感を出すためにミントを入れたり、洗浄力を強めにしていたりなどと「しっかり洗った感」を出すような処方を組んでいることが多いので、爽快感を求める男性は男性向けシャンプーを使うのがおすすめですし、乾燥気味で刺激に弱い肌質の男性はあえて女性用の物を使うのが良いでしょう。

 

逆に髪の毛が長く、カラーにパーマにロングヘアとダメージを受けがちな女性の場合は、男性用のものを使うのは避けた方が無難です。